OMM JAPAN@本栖湖で、ストレートとスコアの計測を物理的に分けることなく、Mulka2で読み取る方法を知見として得たので、OMM計測に携わったことのない人向けに共有します。
結論から言うと、Mulka2インストールフォルダにあるMulka2TwinReader.exeを起動させることでクライアントPCでの同時読み取りが可能になります。
※ストレートとスコアはMulka2データを別に作成する必要があるので、通常のリーダーでは同時に読み込むことができません。もちろんストレートとスコアで別PCを使うのであれば、この知見は全く役に立たないので興味程度に知っておくと面白いかもしれません。
データの作り方
データはストレートとスコアで2つずつ用意する必要があります。
スコアはストレートとはデータの作り方が違うので、普段ストレートに慣れている人は注意する必要があります。
サーバーとクライアント
サーバー
通常の読み取りと同じように通信マネージャからストレートとスコアをそれぞれサーバーモードで立ち上げます。
当日はLANでローカルネットワークを組んだので、Mulka2Cloudを通じた接続ができるかは不明です。
クライアント
読み取り側はMulka2TwinReader.exeを起動してクライアント接続します。
フットとスコアでそれぞれ接続していきます。
今回は手元に環境がないので再現しませんが、通常の通信マネージャで繋げるときと同じように接続できます。
読み取り端末を設定し、カードを読み込むと、自動でストレートかスコアかを判定してくれて、読み取り結果が画面下半分に表示されます。
接続ができないとき
どちらか一方が接続できない時はポートコンフリクトの疑いがあります。
(同じポート番号を使っているため、2つのデータを一緒に扱えない)
その場合はポート番号を任意の番号に変更することで接続が可能になります。
なお、ポート番号は他のソフトウェアですでに使われている場合があるので、既定番号の±1~5あたりにすると良いです。
その他、知見あれば追記します。